e-ラーニング教材制作協力者交流会が開催されました お知らせ

2023/09/27

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 eラーニング教材制作協力者交流会を8月25日(金)17:00-18:30にオンライン開催いたしました。

 北陸3県より約20名の参加があり開催終了いたしました。富山市立堀川小学校 森田みはる先生が挑戦されている気候変動教育の授業実践(途中経過)を報告いただいたことで、活発な意見交換が実現できました。現場の先生方や、eラーニング教材の制作経験者、大学の研究者、JICA職員、教委関係者等から意見や助言などが続き、この交流会の目的の一つである2学期以降のESD授業の充実に向かうための課題、

・地域学習(ふるさと学習など)をSDの課題を探究するなど充実しつつ、「世界とのつながり」に気づいたり「地球規模」で考えたりすることができるような授業づくり (「ローカルとグローバルが結びつく」授業づくり)

・気候変動や生物(文化)多様性、非暴力の文化、平和の構築など、地球規模の喫緊の課題に対応した授業づくり

 これらの解決に向かう手がかりを、参加者は得ることができたのではないかと推察しています。本当にありがとうございました。

議事要旨

 堀川小学校で行われている気候変動教育の現状と課題について共有が行われた。気候変動教育に先進的に取り組んでいる堀川小学校の森田先生から現状報告が行われ、気候変動教育のあり方について活発な意見交換が行われた。小学生段階からの気候変動教育の重要性が指摘され、教材の工夫や体験的な学びの必要性が提案された。

堀川小学校における気候変動教育の現状

 堀川小学校では6年生を対象に1学期13時間、2学期7時間、計20時間の気候変動教育を行った。主な目標は気候変動の知識を深め、個人レベルの行動を促すことである。生徒は気候変動の原因や影響を学び、大豆ミートの普及などの対策について考えた。一方で、世界規模の気候変動への理解が十分とは言えず、個人レベルの行動にとどまる生徒もいた。

気候変動教育のあり方に関する意見

 小学生段階からの気候変動教育の重要性が指摘された。教材の工夫や体験的学習が必要とされた。子どもたちの実感を大切にし、希望を持てるようにすることが重要視された。気候変動教育を通じて、多様で複雑な関係性について考え、自ら行動できるように導くことが大切であるとされた。また、他国の子どもたちとの交流も提案された。子どもたちが気候変動という世界的な問題について考える際には、多様な立場を理解する必要があるとされた。教員の姿勢も重要で、教員自身が実践を通じて環境に配慮した生活を送るべきだとの意見が出された。

今後の活動指針案

体験型の学習機会を増やす。

子どもたちと気候変動に取り組む先駆的な大人との交流の機会を設ける。

教材を工夫し、子どもたちの実感を大切にする。

多様な立場からの考え方を学ばせる。

教員自身の環境配慮行動を見直す。

講演者発表
議事次第